総領事の活動 2021年

令和3年11月26日

加藤総領事のクヌート北ドイツ放送代表訪問
11月19日(金)、加藤総領事は、クヌート北ドイツ放送代表を訪問し、同放送局の活動や当地での日本関連報道の現状等につき意見交換を行いました。

加藤総領事のレオンハルト・ハンブルク州保健大臣表敬
11月11日(木)、加藤総領事は、レオンハルト・ハンブルク州労働・保健・社会福祉・家族・社会統合担当大臣を表敬しました。
加藤総領事からは、州保健省所轄分野における在留邦人、日系企業に対する日頃の支援に感謝を述べつつ、引き続きの協力を依頼しました。また、日独交流160周年について紹介しつつ、日ハンブルク関係について意見交換を行いました。

加藤総領事の第1回グローバルユース防災サミットへの参加
10月30日(土)、加藤総領事は、オンラインにて開催された第1回グローバルユース防災サミット(主催:「大阪防災プロジェクト」・「チームU−15防災」)に参加し、冒頭挨拶を行いました。同イベントは、日独交流160周年記念事業に認定されています。
日本からは、主催団体に加え、大阪,北海道,東京の各地の青少年消防団が、ドイツからは、大阪市と2010年来交流のあるハンブルク市青少年消防団が参加し、日本側からは日本の現状と災害の教訓、ドイツ側からは災害の歴史やハンブルク市青少年消防団の活動に関するプレゼンテーションが行われました。また、参加者間でグループディスカッションを行い、最後にグローバルユース防災サミット宣言が発出されました。
加藤総領事からは、今夏にドイツ西部で発生した洪水による被害者へ心からのお見舞いを述べるとともに、日独交流160周年を迎えた本年に、防災という重要なテーマを通じ、大阪市・ハンブルク間の青少年交流が一層深まることを期待する旨述べました。

加藤総領事の鳴門市主催メートゲ・リューネブルク市長オンライン送別行事への出席
10月28日(木)、加藤総領事は、リューネブルク市からの招待を受け、鳴門市主催メートゲ・リューネブルク市長オンライン送別行事(於:リューネブルク市庁舎)に出席しました。
リューネブルク市の姉妹都市である徳島県鳴門市からは、泉市長、亀井元市長、村沢日独協会会長ほか関係者がオンラインを通じて、10月31日に退任されるメートゲ市長の30年間にわたる姉妹都市交流に対する貢献に対し、感謝が述べられ、鳴門市の名誉市民であるメートゲ市長が退任後も鳴門市との関係を継続されることへの期待が述べられました。
メートゲ市長からも、これまでの友好関係に感謝しつつ、いずれまた鳴門市を訪問したいとの意向が述べられました。

加藤総領事のSysmex Inostics GmbH訪問

10月27日(水)、加藤総領事は、ハンブルク州エッペンドルフ地区にあるSysmex Inostics GmbHを訪問しました。同訪問では、同社及びシスメックス・グループの欧州・中東・北アフリカ地域統括会社であるSysmex Europe GmbH,欧州内研究開発拠点のSysmex R&D Center Europe GmbHの事業内容に関するプレゼンテーションを受けた後、社内ラボを見学し、その他Sysmex R&D Center Europe GmbHによるオープンイノベーションの推進を目的とする新たな取り組みにつき意見交換を行いました。

加藤総領事の「キールにおける日本」パネルディスカッションへの参加
10月23日(土)~10月24日(日)、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州キール芸術ホールにて、日独160周年記念イベント「キールにおける日本(Japan in Kiel)」が開催され、加藤総領事は、23日に実施された日シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン(SH)州関係等をテーマとするパネルディスカッションにパネリストとして参加しました。本イベントは、当館及びシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン独日協会共催の在外公館文化事業です。
パネルディスカッションでは、パネリストの日本あるいはドイツの印象や、日SH州関係の歴史と現状、日本との協力の中で体験された文化的相違、今後の協力分野等につき議論されました。
加藤総領事からは、文化交流、日本語教育、学校間交流による市民レベルでの活動を通じ、日SH関係の進展に大きな貢献を行っているSH独日協会やフンボルト・シューレの活動に改めて感謝するとともに、日独両国が、民主主義、法の支配等基本的価値を共有するG7メンバー国同士であることを想起し、2019年発効の日EU・EPAを基盤とした貿易関係の一層の発展、また水素を含むエネルギー転換、デジタル化、ライフサイエンス等の日独双方が関心を寄せる分野での協力関係の具体化と一層の相互理解への期待を述べました。
 

第27回ITS世界会議ハンブルクの視察
10月11日~15日、ハンブルクにて第27回ITS(Intelligent Transport Systems(高度道路交通システム))世界会議が開催され、柳駐独大使及び加藤総領事は、オープニングセッション等に出席し、ジャパン・パビリオンや日本企業の展示ブースを視察しました。
1994年から開始されたITS世界会議は、毎年、アジア太平洋・欧州・北米の各地で開催されており、ハンブルク開催となった今回は、「Experience Future Mobility Now」とのテーマの下、66カ国から約13,200人が参加し(主催者側発表)、各国のITS政策や最新技術が紹介され、出席者間で議論が行われました。

ハノーファー独日協会主催日本週間の開会式での加藤総領事挨拶
9月25日(土)、加藤総領事は、ニーダーザクセン州アルトヴァルムビュッヘン市A2ショッピングセンターにて開始された日本週間「紅葉によせて」の開会式に出席し、挨拶を行いました。
ハノーファー独日協会茶道会主催による日本週間(日独交流160周年事業)では、10月9日までの開催期間中、造園芸術、焼き物、着物地などの展示の他、武道や茶道のデモンストレーションが行われます。
加藤総領事からは、ハノーファー地域における日本文化への関心の高さに感謝し、今回の日本週間を通じて直接日本文化に触れることによる新たな出会いが、日独交流をさらに未来に向けて発展させていくことを願っていると述べました。

ベッケドルフ・ビンゼン(ルーへ)独日協会会長への独連邦功労十字勲章授与式
9月21日(火)、加藤総領事は、ニーダーザクセン州ヴィンゼン(ルーヘ)市のヴィンゼン城にて開催されたベッケドルフ・ビンゼン(ルーヘ)独日協会会長への独連邦功労十字勲章授与式に参列し、祝辞を述べました。
ベッケドルフ会長は、ヴィンゼン元市長として、またヴィンゼン(ルーヘ)独日協会会長として(1996~2005、2014~の2回)、福井県・ヴィンゼン市・ハールブルク郡間の三者間友好提携の締結と発展及び日独間の交流・相互理解に尽力されたことで、令和元年(2019年)に日本国外務大臣から表彰されました。今回、ヴィンゼン市元市長としてのヴィンゼン市行政への貢献、日独交流を含むヴィンゼン市の国際交流への功績を踏まえ、独連邦功労十字勲章受章となり、レンペ・ハールブルク郡郡長から同勲章を授与されました。

加藤総領事の日本庭園講演会及び茶会への参加
9月19日(日)、加藤総領事は、ハノーファー・コングレス・センターにて行われた、独日協会ハノーバー・茶道会主催日本庭園講演会及びハノーファー市立公園内茶室(広島市寄贈)にて行われた茶会に参加しました。本行事は、日独交流160周年認定事業です。
講演では、日本庭園造園家であるホルスト・シュミット氏から、日本庭園についての説明、ドイツにある日本庭園の歴史や現状が紹介されました。その後、ひろしま文化大使を務める中本洋世氏(上田宗箇流正教授)の点前による茶会が開催されました。
加藤総領事からは、日本庭園文化は日独文化交流の重要な要素である旨述べ、主催者に対し、日独交流への尽力に感謝しました。
 

加藤総領事のマールアーレンス・ブレーメン商業会議所会頭との意見交換
9月13日(月)、加藤総領事は、ブレーメン商業会議所に、マールアーレンス=ハースハーゲン・ブレーメン商業会議所会頭を訪問し、今後の日ブレーメン経済関係につき意見交換を行いました。

加藤総領事のシリング・ブレーメン州学術・港湾大臣兼法務・憲法大臣表敬
9月13日(月)、加藤総領事は、シリング・ブレーメン州学術・港湾大臣兼法務・憲法大臣をブレーメン市にて表敬しました。
加藤総領事とシリング州大臣は、日ブレーメン州間の学術交流の現状と今後について、またブレーメン州の港湾事情について情報・意見交換を行いました。

ヴェストハーゲマン・ハンブルク州経済大臣表敬
8月30日(月)、ハンブルクに来訪した柳駐独大使及び加藤総領事は、ヴェストハーゲマン・ハンブルク州経済・イノベーション大臣を表敬し、ハンブルク州の友好都市である大阪市、また環境・エネルギー分野において同州と緊密に連携している神戸市及び福島県との水素・エネルギー分野を中心とした協力関係強化に向けて意見交換しました。

ハンブルク音楽院・兵庫県西宮高校オンライン・レッスン開講にあたっての加藤総領事ビデオメッセージ
8月28日(土)、加藤総領事は、ハンブルク音楽院・兵庫県西宮高校音楽科によるオンライン・レッスン開講に当たり、ビデオメッセージを送りました。
加藤総領事は、今年で両校間連携が12年目を迎え、コロナ禍にあってもオンラインでレッスンが開講されたことを歓迎しました。また、日独交流160周年にあたり、音楽が日独間の歴史において重要な意義を持っていることを改めて認識する旨を述べ、オンライン・レッスンの成功を祈りました。

加藤総領事の豊橋市・ヴォルフスブルク市間パートナーシティ提携10周年記念オンライン行事への出席
 
8月23日(月)、加藤総領事は、豊橋市(愛知県)・ヴォルフスブルク市(ニーダーザクセン州)間パートナーシティ提携10周年記念オンライン行事に参加し、祝辞を述べました。
両市は、2011年10月14日にパートナーシティ協定に署名し、以来マラソンを通じたスポーツ交流や青少年交流、調理師派遣等を通じ、両市の友好関係を発展させてきました。
加藤総領事からは、浅井豊橋市長及びモア―ス・ヴォルフスブルク市長出席の下での記念行事が、日独交流160周年である本年に開催された事を喜ばしく思う、こうした友好関係の進展は、両市、そして豊橋日独協会、独日協会ブラウンシュヴァイク・パイネ・ヴォルフスブルク地域をはじめとする日独双方の関係者の尽力の賜物であり、総領事館としても、日独関係を一層発展させるべく、両市の交流活動を支援していく旨述べました。

ハンス・ミヒャエル・キーフマン元シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州独日協会会長/元フンボルト・シューレ校長への旭日小綬章伝達式
8月12日(木)、加藤総領事公邸において、ハンス・ミヒャエル・キーフマン元シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン独日協会会長/元フンボルト・シューレ校長への旭日小綬章伝達式が行われました。キーフマン氏は、1991年から2012年までの21年間にわたり、キール市のフンボルト・シューレの校長を、2014年から2020年1月まではシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン独日協会会長を務めました。こうした長年にわたる日独間交流及び相互理解の促進に大いに貢献された功績が認められ、令和2年春に叙勲が決定されました。
伝達式においては、加藤総領事から、キーフマン氏が校長を務めたフンボルト・シューレにおける日本語講座創設や学校間交流等、二国間関係発展に向けた多方面にわたる功績をたたえ、今後も、長年の経験や知見を次世代へと継承いただきたい旨述べました。
キーフマン氏からは、今回の受章を受け、日独関係発展に貢献できたことへの誇りとともに、そうした活動の裏での様々な方々の支援に対し感謝の意が述べられました。

加藤総領事のハノーファー市主催広島原爆犠牲者追悼式典への出席
 
8月6日(金)、加藤総領事は、ハノーファー市で開催された広島原爆犠牲者追悼式典に出席しました。
広島市と姉妹都市のハノーファー市では、毎年、8月6日に同市内エギディエン教会で、広島原爆犠牲者追悼式典及び追悼献茶式を開催しています。
ヘルマン・ハノーファー市副市長は、追悼の言葉を述べた後、8時15分に平和の鐘(広島市から寄贈)をつき、一同黙祷しました。
キリスト教青年会ハノーファー支部による千羽鶴の奉納の後、ひろしま文化大使の中本洋世氏(上田宗箇流正教授)による追悼献茶式が行われました。
 

加藤総領事の Active City Afterwork トークイベントへの参加
8月5日(木)、加藤総領事は、「Active City Afterworkトークイベント」(於:チーム・ハンブルク・ラウンジ)に出席しました。東京2020オリンピック競技大会の閉幕を前にハンブルク州スポーツ省が主催したこのイベントで、加藤総領事は、グローテ州スポーツ大臣、ウンケルバッハ・ハンブルク/シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン・オリンピック拠点所長、ハンブルク出身の東京大会銀メダリスト、ヨハネーゼン選手(ボート男子エイト)他とともに登壇し、東京大会を振り返りました。
加藤総領事からは、ハンブルク出身選手の活躍をたたえるとともに、ハンブルク州の東京大会に対する様々な支援に対し、感謝の言葉を述べました。

ブルクハルト・ドューリッチ元リューネブルク独日協会会長への旭日双光章伝達式
  

8月3日(火)、加藤総領事公邸において、ブルクハルト・ドゥーリッチ元リューネブルク独日協会会長/同協会名誉会長への旭日双光章伝達式が行われました。ドゥーリッチ元会長は、1980年からリューネブルク独日協会に参加、1999年から2007年までは同協会の会長を務め、現在も名誉会長として活動されています。こうした長年にわたる日独間交流及び相互理解の促進に大いに貢献された功績が認められ、令和2年春に叙勲が決定されました。
伝達式においては、加藤総領事から、ドゥーリッチ元会長が、独日協会の活動等を通じ、リューネブルクの姉妹都市である徳島県鳴門市との間の交流を含む日独交流に長年にわたって尽力された功績をたたえ、今後も、国際交流における先達として若い世代を導いていただきたいと述べました。
ドゥーリッチ元会長からは、今回の受章を大変光栄に思い、これからも独日協会の活動及び日独交流に貢献してきたいと述べられました。
 

加藤総領事のデジタル転換関連行事(リューベック市)への出席

7月23日(金)、加藤総領事はリューベック市で開催されたデジタル転換をテーマとしたワークショップ(主催:リューベック経済振興会社他)に出席しました。
この行事の全体会合では、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のブッフホルツ州経済交通技術等担当大臣と加藤総領事が挨拶を行い、シュミットケ独連邦議会議員他が基調講演を行いました。
行事にはリューベック他北ドイツ、またドイツ各地からデジタル経済に関心のある企業関係者が出席し、知見を交換した他、ネットワーキングが行われました。
また、加藤総領事はテーマ別セッションにて、我が国の「ソサエティ5.0:医療分野におけるデジタル変換」についてのプレゼンテーションと参加者との対話を行いました。
この行事は、本年の日独交流160周年、2022年に30周年を迎える川崎市リューベック友好提携を含む日・北ドイツ、日独関係への理解を深める機会となりました。
 

加藤総領事のチーム・ハンブルク・ラウンジ開設に際してのメッセージ

7月23日(金)、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開幕に併せ、ハンブルク競技スポーツ財団他により、「チーム・ハンブルク・ラウンジ」がハンブルク商業会議所屋上に開設されました。
オープニングには、グローテ・ハンブルク州スポーツ大臣、アウスト・ハンブルク商業会議所会頭、ウンケルバッハ・ハンブルク・シュレスヴィッヒ・ホルシュタインオリンピック拠点所長、そして当地出身のオリンピアン他が出席しました。加藤総領事はビデオメッセージを送り、東京2020大会の意義に触れつつ、ハンブルク、そしてドイツからの選手団に心からのエールを送りました。


加藤総領事のブレーメン海外博物館主催オンライン茶会への出席
6月28日(月)、加藤総領事は、ブレーメン海外博物館主催オンライン茶会 “Sadō – japanische Teezeremonie im Übersee-Museum“(日独交流160周年認定事業) に参加し、冒頭挨拶を行いました。
 加藤総領事に続き、アーント・ブレーメン海外博物館館長が挨拶、その後ノダ同館民俗学部長からの茶道及び続いて行われるお点前についての紹介の後、日本から移築された約100年の歴史を誇る博物館内の茶室にて、ライネッケ・クリ―テ氏ほかブレーメン日本茶道クラブによる薄茶点前が披露されました。
 加藤総領事からは、日独交流160周年に加え、ブレーメン海外博物館125周年を迎える本年に、茶道という日本の伝統文化を本オンラインイベントにてブレーメン、ドイツその他各地から共に体験できることを歓迎するとともに、本イベントが、ブレーメン海外博物館との伝統的な協力関係における新たな一歩となることを期待している旨述べました。

加藤総領事より宮田昌作氏(前ハンブルク日本語補習授業校校長)への在外公館長表彰
    
6月10日(木)、加藤総領事は、ハンブルク日本語補習授業校において36年間に亘り勤務された宮田昌作氏に対し、海外に住む児童・生徒への長年の日本語教育、日本とドイツの相互理解の促進と友好親善に対する貢献に敬意を表し、在外公館長表彰を授与しました。
 
ハンブルク日本語補習授業校は、1963年に開校したドイツで最も古い補習授業校で、現在、幼稚部から高等部までの児童・生徒が在籍しています。
宮田氏は、1985年、講師として勤務を開始され、この17年間は、校長職も兼務されました。その間、幅広い学年の授業を受け持たれ、日本語教育やその他の教科の授業を通じて、児童・生徒の教育と日独間の相互理解・友好親善に貢献されました。
 
 

加藤総領事の神戸・ハンブルク間協力覚書オンライン署名式への出席

(写真提供:ハンブルク州首相府)

4月23日(金)、加藤総領事は神戸・ハンブルク間で締結された協力覚書のオンライン署名式へ参加しました。
同覚書は、2018年4月に両市が環境・エネルギー分野における協力関係構築のため締結した「神戸市と自由ハンザ都市ハンブルクとの連携・協力に関する共同宣言」の期限を迎えるにあたり、両市の関係の継続及び水素・ライフサイエンスを新たな協力分野として加える覚書を締結することになりました。
同署名式には、ハンブルク側からはチェンチャー州首相のほか、水素・ライフサイエンス分野関係者が、日本側からは久元神戸市長のほか、安達日独友好神戸市議会議員連盟会長などが出席しました。
式中、両市から、水素・ライフサイエンス分野におけるこれまでの協力事業が紹介され、今回の覚書を通じた協力関係の一層の発展を願いました。
加藤総領事は式終了時、今回の覚書の署名は、本年で160周年を迎えた日独交流を象徴するものであるとし、両市の協力関係の更なる発展へ向け、引き続き協力していく旨述べました。

加藤総領事のゴスラ―日本近現代写真展 “Past and Present -Positionen japanischer Fotografie”オープニングでのビデオ挨拶


3月21日(日)、加藤総領事は、ニーダーザクセン州ゴスラ―市内メンヒェハウス現代美術館にて開催された日本近現代写真展“Past and Present - Positionen japanischer Fotografie”のオープニングにおいて、ビデオで挨拶を行いました。
この写真展は、当館管轄州内初の日独交流160周年認定事業であり、オープニングには、主催者である現代芸術支援協会・メンヒェハウス現代美術館関係者、共催者であるJX金属株式会社及びTANiOBIS GmbH関係者に加え、ガブリエル元連邦外務大臣(ゴスラ―市出身)、ジーベルト・ゴスラ―市長代理他が出席しました。加藤総領事からは、主催者によるこの写真展の企画及び展示写真の提供に対し、また共催者であるJX金属株式会社、TANiOBIS GmbHによる多大な貢献への謝意を述べました。また、2018年に開始された両社間の新たな協力関係を契機に、ゴスラ―市における日本文化・社会への関心が高まったことを歓迎するとともに、日独交流160周年を機に本写真展を含めた様々な行事が開催されることを通じ、基本的価値観を共有する日本とドイツの関係の更なる発展への期待を述べました。


加藤総領事の東日本大震災から10年の追悼オンライン行事への出席

3月11日(木)、加藤総領事は、ハンブルク独日協会が主催した東日本大震災から10年に際しての追悼オンライン行事に出席しました。
同協会は、2011年の東日本大震災後、被災地支援のための日独支援基金を、在京ドイツ大使館等からの協力を得て東北大学に設置し、同支援基金を通じで今も同大学への支援が行われています。
追悼行事では、橋丸榮子同独日協会から、こうした支援の概要が紹介され、震災の犠牲者に対し出席者から黙祷が捧げられた他、イナ・レーペル駐日ドイツ大使からはビデオメッセージが寄せられました。また東北大学課外ボランティア活動支援センター関係者からは支援に対する感謝の言葉がビデオで伝えられた他、杉本純東京工業大学教授による福島第一原発事故に関する基調講演、シュピーゲル誌編集者による被災者へのインタビューも紹介されました。
加藤総領事からは、この行事を通じての犠牲者に対する弔意に対して、またハンブルク独日協会からの今日までの支援、ハンブルク州によるの震災直後の支援検討のためのラウンドテーブル開催などに対し、改めて感謝の意を表明するとともに、震災10年に際しての茂木外務大臣の談話について紹介しました。
 

加藤総領事の神戸・ハンブルク間テレビ会議への出席
 
2月4日(木)、加藤総領事は神戸・ハンブルク間のテレビ会議に出席しました。同会議には、ハンブルク側からはヴェストハーゲマン州経済大臣ほか州政府、クラスター、港湾等水素政策関係者が、日本側からは神戸市のほか、川崎重工の関係者が参加しました。
会議では、双方の関係者から現行の様々な水素事業につきプレゼンテーションが行われ、水素経済・脱炭素化の推進へのビジョンや技術開発の現状を共有しました。
加藤総領事は会議終了時、既に2回目となったテレビ会議を通じて、神戸・ハンブルク間の水素分野における具体的協力に向けて、専門家や企業も交えての生産的な意見交換が行われたことを歓迎する、今後の更なる進展を期待する旨述べました。