総領事の活動 2020

令和3年1月5日
加藤総領事のドロスマン・ハンブルク州ミッテ区長表敬
 
 12月8日、加藤総領事は、ドロスマン・ハンブルク州ミッテ区長を同区役所に表敬訪問しました。
 ミッテ区には多くの在留邦人・日本企業が在住・進出しています。また、同区内公園「プランテン・ウン・ブローメン」には日本から寄贈された桜の木や日本庭園があり、加えてほぼ毎年日本フェスティバルが開催され、多くの人々が日本文化に親しんでいます。
 加藤総領事からは、ミッテ区の在留邦人、同区に進出する日系企業に対する区側からの協力・支援、また日本庭園の維持に感謝し、引き続きの支援を依頼しました。また、2021年の日独友好160周年の機会に、文化行事を通じた更なる関係強化に向け協力することで一致しました。
 
 
加藤総領事のハンブルク州CDU経済評議会主催オンラインイベントでの講演
 
 12月1日、加藤総領事は、ハンブルク州キリスト教民主同盟(CDU)経済評議会主催の定例オンライン経済対話において、「日本とハンブルク・北ドイツ ~未来に向けての強いパートナーシップ~」と題して、日ハンブルク、日北ドイツ間の経済関係を中心に講演を行いました。
冒頭、加藤総領事から、「自由で開かれたインド太平洋」、菅総理がAPEC首脳会議で表明したウィズコロナ・ポストコロナの経済成長に向けての重点事項(2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロ目標を含む)に触れつつ、現在の日本について概観するとともに、基本的価値を共有する共にG7メンバーの日独が、国際社会の諸課題において緊密に連携・協力するパートナーであること、また日EU・EPAの昨2019年2月の発効に改めて言及しました。
 続いて、日ハンブルク、日北ドイツ間の経済分野における具体的協力事案をいくつか紹介した他、日ハンブルク間の友好提携の枠組み(大阪市ハンブルク友好提携、横浜港ハンブルク港パートナー提携、またハンブルクが神戸市や福島県との間で推進する特定分野(環境や再生可能エネルギー))を紹介し、1968年以来の日本側からのハンブルク州への桜の苗木の寄贈、アルスター湖畔での花火大会、ハンブルク桜の女王の選出(現在はハンブルク独日協会が主催)についても触れ、来2021年の日独友好160周年、オリンピック・パラリンピック2020東京大会、2025年の大阪・関西万博にむけて、日ハンブルク、日北ドイツ関係が一層進展することを期待する旨述べました。講演後、参加者との間で活発な質疑応答が行われました。  
加藤総領事のハンブルク応用科学大学日本語オンライン・コース開講に際しての挨拶
 
 11月4日、加藤総領事は、ハンブルク応用科学大学(HAW)日本語オンライン・コースの開講にあたり、受講した学生達へオンラインにて挨拶を行いました。
 HAWは山梨学院大学との提携校であり、日本語コースはこの度初めて開設されました。
 加藤総領事からは、日本語への高い関心ゆえに、2クラスが開講されたこと、また来年2021年は、日独友好160周年にあたることを紹介し、日本への興味をさらに深める良い機会となる160周年を受講生の皆さんと共にお祝いしたいと述べました。
 
加藤総領事の大阪市ハンブルクオンライン青少年交流会への参加
 
 10月31日、加藤総領事は、大阪市青少年交流協議会が主催した消防・防災分野における「大阪ハンブルク青少年交流会」(オンライン)にゲストとして参加し、挨拶を行いました。
 姉妹都市関係にある大阪市とハンブルクとの間では、2010年から大阪市の青少年とハンブルク青少年消防団との間の交流が開始され、隔年で相互訪問し、消防・防災の分野を通じて、相互理解が進められています。
 今年はハンブルク青少年消防団が大阪市を訪問予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により実施できなかったことから、大阪市側のイニシアティブでオンライン交流会が開催され、両市のご当地クイズや、防災に関する日本の紙芝居、オンライン上での対話を通じて、相互理解が一層深められました。
 加藤総領事からは、今回の交流会は、明2021年の日独交流160周年、東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪・関西万博を控える中で、日独関係の一層の進展への着実な一歩であるとして、関係者の尽力に敬意を表しました。
 
 
加藤総領事のユニクロ・ハンブルク1号店オープニング・セレモニーへの出席
 10月9日、加藤総領事は、同日ハンブルクAlter Wallにオープンした、ユニクロ・ハンブルク1号店のオープニング・セレモニーに出席し、挨拶及びテープカットを行いました。
同セレモニーには、加藤総領事のほか、守川・ユニクロ欧州CEO、ニッセン=シュミット・ハンブルク商業会議所副会頭他が出席しました。
 加藤総領事からは、ユニクロ・ハンブルク1号店の出店を歓迎するとともに、同出店は、来年2021年の日独友好160周年、東京オリンピック・パラリンピック、また2025年大阪・関西万博を前に、日独及び日ハンブルク関係の一層の進展のための一歩となる旨述べました。

 
 
 
 
加藤総領事の建築展「日本と欧州の対話」オープニングへの出席
 8月26日(水)、加藤総領事は、ハンブルク市内の建築サロンにて開催された建築展「日本と欧州との対話」のオープニングに出席し、挨拶を行いました。この建築展では、日本の建築文化が欧州においてどのような影響をあたえているか、というテーマの下、ハンブルクを含む欧州各地の建築事務所の若手建築家が作成した日本建築にインスピレーションを受けた建築モデルが展示されています。
 加藤総領事からは、近代における建築を含む日本文化が欧州に紹介されるきっかけとなった19世紀後半の万国博覧会への日本の参加と欧州への影響等にも言及しつつ、今回の展示会が、来年2021年の日独友好160周年、また2025年大阪・関西万博に向けての具体的な一歩となることを期待している旨述べました。
 また、グライター・ベルリン工科大学教授による建築分野における日独・日欧交流についてのプレゼンテーション等も行われました。
 
 
 
 
加藤総領事のオナイ・ハノーファー市長表敬
 8月6日(木)、加藤総領事は、オナイ・ハノーファー市長を同市庁舎に表敬訪問しました。
 ハノーファー市は広島市と姉妹都市関係(1983年締結)にあり、両市間では大変活発な交流が続いています。広島市からは、ひろしま文化大使として中本洋世氏がハノーファー市に派遣され、茶道の普及に尽力されています。また、ハノーファー市では、独日協会ハノーファー茶道会、ハノーファー広島友好協会による積極的な活動が日独交流を支えています。
 加藤総領事からは、オナイ市長の市長就任を祝した上で、ハノーファー市の在留邦人、同市に進出する日系企業に対する市側からの協力・支援に感謝し、引き続きの支援を依頼しました。また、2021年の日独友好160周年の機会に、ハノーファー市と日本との関係が一層発展するよう、総領事館としても引き続き支援していきたいと述べました。
 
 
 
ブレーメン東アジア協会主催年次ディナーの開催
    2月28日、ブレーメン東アジア協会は、恒例の年次ディナーをブレーメン市庁舎内大ホールにて開催しました。119回目を迎えた今年の年次ディナーでは、日本がテーマ国として設定されたことを受け、八木駐独大使が日独関係、日ブレーメン関係についての基調講演を行いました。この年次ディナーは、ブレーメン港、ブレーマーハーフェン港を通じて諸外国との間で伝統的に通商関係の長いブレーメンの財界人が年に一度集い、ネットワーキングを拡充する伝統行事です。今年は、ボーフェンシュルテ・ブレーメン州首相、クリヴァット・ブレーメン東アジア協会会長をはじめとする400名余が集う大がかりな行事となりました。
 年次ディナーに先立ち、加藤総領事は、他の在独外交団出席者とともにブレーメン市のゲストブックに記帳しました。
加藤総領事のボーフェンシュルテ・ブレーメン州首相及びドーガン同州議会副議長への表敬
  
ボーフェンシュルテ州首相                  ドーガン州議会副議長
 
 2月28日、加藤総領事は、ブレーメン市庁舎にてボーフェンシュルテ・ブレーメン州首相を、またイムホーフ同州議会議長の代行としてドーガン州議会副議長をそれぞれ表敬しました。
 ボーフェンシュルテ州首相に対しては、加藤総領事から、ブレーメン州の在留邦人及び進出日系企業に対する州側の支援・協力に対して謝意を述べ、引き続きの支援を要請しました。また、川崎市中原区のモトスミ・ブレーメン通りとブレーメン市内ロイドパッサージュとの間の商店街交流を含め、これまで培われてきた日・ブレーメン関係を一層発展する上で、今年6月に予定されているブレーメン州経済代表団の訪日を歓迎する旨述べました。ボーフェンシュルテ州首相からは、日EU・EPAの発効を受け、州経済代表団の訪日を機に日ブレーメン関係が通商面を含め具体的な形で一層発展することを期待している旨述べられました。
 ドーガン州議会副議長との間でも、日ブレーメン関係の一層の発展について意見交換を行った他、州議会のゲストブックへの記帳を行いました。

 
 
令和2年天皇誕生日レセプションの開催
    2月10日、ハンブルク市内ホテルにて、令和の時代になって初めての天皇誕生日レセプションが開催されました。
 加藤総領事からは、天皇陛下が即位の礼の際に述べられたお言葉の一部を紹介した上で、2019年1年間に日本・北ドイツ間の主要な交流について、大阪市ハンブルク友好提携30周年の際の両市長の相互訪問を含め概観しました。そして、2020東京オリンピック・パラリンピックを機に、より一層、日・北ドイツ関係が発展するよう、総領事館としても引き続き協力していきたいと述べました。
 主賓としてお迎えしたファイト・ハンブルク州議会議長からのお祝いの言葉に続き、日本酒で乾杯した後、250名余の参加者とともに、日本米を使用した丹羽公邸料理人による棒寿司などの和食にも舌鼓を打ちつつ歓談し、天皇誕生日を祝いました。
加藤総領事の第4回空手ハンブルク・オープンへの出席
 2月8日(土)~9日(日),ハンブルク市内体育館にて,第4回空手ハンブルク・オープン(主催:ハンブルク空手アカデミー)が開催され,初日の8日,加藤総領事が出席し,挨拶を行うとともに,第一部の表彰式にて優勝トロフィの授与を行いました。
 沖縄発祥の空手は、世界各地に普及していますが、ドイツでも非常に盛んです。今回のハンブルク・オープンには,ドイツ,他の欧州諸国のみならず中米を含む19か国から7~20歳までの900名余が参加登録を行い,形(かた),組手(くみて)について年齢別・性別のカテゴリーでそれぞれ競い合いました。
 空手は,2020東京オリンピック競技大会においてはじめて競技種目として登録されており,加藤総領事からは,2020東京大会にむけた日本での準備状況や東京大会のコンセプト,各国チームを応援する日本国内の「ホストタウン」制度の現状なども紹介し,将来のオリンピック選手たちに向けてエールを送りました。
ハンブルクさくらの王女・女王戴冠50周年記念ハンブルク州首相府主催レセプションの開催
 2月3日(月),ハンブルク市庁舎にて,ハンブルクさくらの王女・女王戴冠50周年を記念したハンブルク州首相府主催レセプションがヴェストハーゲマン州経済大臣主催にて開催され,日本からこの日のために来訪された日本さくらの会の蓮實進理事長ご一行,歴代ハンブルクさくらの王女・女王,これまで同王女・女王の活動を支えられてきた当地の関係者の皆様,また八木駐独大使,加藤総領事が出席しました。
 各来賓の方々から,1968年に初代ハンブルクさくらの王女が初めて選出されて以来50年以上の間,日独交流の象徴として,歴代ハンブルクさくらの王女・女王(2015年に名称変更)が果たしてきた貢献,また王女・女王の活動を支えてきたハンブルク州政府およびハンブルク独日協会(現会長:橋丸榮子氏)に祝意と感謝が述べられました。
白馬クラブ新年祝賀会の開催
 1月28日(火),ハノーファー市にて毎年恒例の白馬クラブ新年祝賀会が開催され,八木駐独日本大使および加藤総領事が出席しました。
 八木大使が挨拶を行い,白馬クラブ設立25周年を祝し,日独企業の交流の場として貢献を評価するとともに,アルトゥスマン州経済大臣とNI州経済代表団一行の訪日を含め,昨2019年の日・NI州間の活発な交流を振り返り,2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催,アジア太平洋会議(APK)の開催なども控えており,今後も,大使館,ハンブルク総領事館は,日独および日NI州の経済関係の進展のための支援の用意があると述べました。
 NI州からはヴァイル州首相が出席され,本年4月の駐日NI州経済省代表部開設に言及の上,NI州への日本企業の進出を歓迎するとともに,日独企業間の交流の場としての白馬クラブの功績を讃え,同クラブの幹事を25年間務めて今般勇退したバローク=クラウス輝子氏(ヴォルフスブルク・パイネ・ブラウンシュヴァイク独日協会会長)にNI州第一級功労章を授与しました。
 白馬クラブは,ニーダーザクセン(NI)州および近隣州・都市に進出する日系企業とNI州の独企業,NI州経済省等関係者の交流の場として25年前に設立され,以後毎年新年祝賀会が開催されています。
加藤総領事のハノーファー独日協会・茶道会の新年祝賀行事への出席
 1月25日(土),加藤総領事は,ハノーファー独日協会・茶道会主催の新年祝賀行事に出席しました。この祝賀行事は毎年開催されているもので,本年は,広島市の姉妹都市であるハノーファー市からは,クラマレック副市長が出席し,オナイ市長からの祝辞も披露,シーブレ同協会会長からは,昨年1年間の各種活動が紹介されました。
 加藤総領事からは,昨2019年に設立30周年を迎えたハノーファー独日協会による日独友好関係の橋渡し役としての功績を讃えるとともに,ハノーファー市側からの支援にも感謝し,協会の今後の一層の発展を期待するとともに,総領事館としても後押ししていきたいと述べました。また,ハノーファー市には,ニーダーザクセン州オリンピック拠点,ドイツ・ボート連盟本部,ドイツ・ラグビー連盟本部があるなどスポーツの中心でもあり,2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を機にスポーツ分野での交流も一層深まることを期待すると述べました。
令和2年新年賀詞交歓会の開催
 1月23日(木),加藤総領事は,令和2年新年賀詞交歓会を開催し,当館の管轄する北ドイツ4州(ハンブルク,ニーダーザクセン,シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン,ブレーメン)の各州の日系企業の代表の方々,ハンブルク日本人学校,ハンブルクおよびブレーメンの日本語補習校の教職員の方々,その他在留邦人の方々70名余が出席されました。
 加藤総領事からは,昨年1年間の日本・北ドイツ4州間での活発な交流を振り返るとともに,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される今年,ホストタウン交流も含め,日本の今をより的確に伝えていきたいと述べました。また,北ドイツ4州が,特に経済・エネルギー分野における日本との関係強化に強い関心を寄せていることにも触れつつ,こうした分野における日独関係の推進のために日本企業支援も含め,総領事館として可能な支援を行っていきたいと述べました。さらに,在留邦人の皆様の安全確保のために,総領事館として引き続き努力していくと述べました。また,ハンブルク日本人会主催の桜まつり花火大会を始め,在留邦人の皆様の地元社会への貢献に対して,改めて謝意を述べました。
 来賓代表として,山下寛文日本人会理事長からご挨拶を賜り,鏡割り・乾杯の後,出席者間で和やかに歓談が行われました。