日本国練習艦隊のハンブルク寄港

令和6年9月2日

 8月29日(木)から9月2日(月)まで、海上自衛隊の練習艦隊(練習艦「かしま」「しまかぜ」)がハンブルクに寄港しました。練習艦には、初級幹部約200名を含む約570名の自衛官が乗組み、海上における訓練と訪問国との親善を深めることを目的とした遠洋練習航海を行っています。ハンブルクへの寄港は、2005年以来、19年ぶりとなりました。
 
 寄港中、練習艦隊司令官の西山高広海将補は、フェーゲバンク・ハンブルク市第2市長及びカーク独海軍総監海軍中将を表敬し、日独間の防衛分野をはじめとした交流について意見交換を行いました。
 
 また、艦上において、西山司令官及び柳秀直在ドイツ日本国大使の共催による艦上レセプションが開催され、ドレッセル・ハンブルク州財務大臣、カーク独海軍中将はじめ、独連邦及びハンブルク州政府関係者、独海軍幹部、当地日本関係団体等が出席しました。同レセプションでは、日本から持ち込まれた食材による日本の料理と日本酒が振る舞われたほか、海上自衛隊音楽隊による演奏や武道が披露され、参加者はこれらを楽しみつつ和やかに歓談し、日独の親善を深めました。
 
 8月31日(土)及び9月1日(日)の練習艦の一般公開には、のべ約7,000人が訪れ、隊員の説明を受けつつ、練習艦を見学しました。また、31日(土)には、練習艦隊音楽隊による演奏会が開催され、和太鼓と日独の楽曲の演奏に、観衆は大いに盛り上がりました。
 
 9月2日(月)、練習艦隊は、当地での日程を終え、次の寄港地である英国に向け、ハンブルク港を出港しました。