海外安全対策情報(4月~6月)

1 社会・治安情勢
(1)当館管轄4州(ハンブルク,ブレーメン,ニーダーザクセン,シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン)の治安情勢については,各州とも比較的良好に推移しているが,依然としてテロの潜在的な脅威は存在しており,各州治安当局ともドイツからシリア・イラク戦闘地域に渡航後,ドイツに再度帰還してくる「帰還者」の対策が課題の一つとなっている。
(2)夏季にかけて国際的なスポーツ大会や観光客等が多く集まるイベント等が予定されているが,引き続き,こうした大規模行事やイベント等の参加者を狙ったテロには十分注意する必要がある。

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)当館管轄4州とも2017年中の犯罪発生件数は前年より減少したが,犯罪発生率(人口10万人当たりの犯罪発生件数)は,ドイツ全16州でベルリン州に次いで,ハンブルク州が2番目に高く,ブレーメン州が3番目に高い状況にある。
(2)ハンブルク州では,ナイフ等の凶器を用いた傷害事件の増加が問題となっており,5月末の週末には中央駅やレーパーバーン等の繁華街において,警察による凶器携帯の集中取り締まりが行われた。
(3)シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州では,在留邦人が多く居住するハルステンベック市内の携帯電話販売店で4月16日及び5月25日に拳銃使用強盗事件が発生し,強盗犯人が同店から携帯電話多数を奪って逃走した。事件発生を受けて,被害に遭った携帯電話販売店は閉店した。
(4)邦人被害の置引きやすり等の窃盗事件も飲食店,見本市(メッセ)会場,路上等で以下のとおり発生しており,所持品・貴重品の管理には十分注意する必要がある。
  ア 飲食店で鞄をテーブルに置いたまま,席を少しの間離れたところ,鞄が盗まれていた。
  イ 見本市(メッセ)会場の企業ブースで,テーブルの下に鞄を置いて接客していたところ,気がつかない内に鞄が盗まれていた。
  ウ 路上を歩いていると,突然着衣やリュックサックに異臭のする液体が降りかけられた。困っていると,近くにいた外国人2名が声をかけてき
   て,ウェットティッシュで液体を拭き取ってくれたが,気がつかない内にリュックサックの中から貴重品が盗まれていた。

3 テロ・爆弾事件発生状況
  邦人被害の事件は認知していない。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
  邦人被害の事件は認知していない。

5 対日感情
  良好である。

6 日本企業の安全に関わる諸問題
  注意を要する具体的な情報は認知していない。